2012年5月30日水曜日

音を「見る」 #3

前回でSoXが複数のオーディオコーデックに対応していると書きましたが、一方でAACやWindows Media形式などよく使用されるコーデックへの対応がありません。そこでffmpegも紹介しておきます。ffmpegは音声だけでなく動画にも対応し、また非常に幅広い形式を扱えそれらの間の変換にも対応するソフトウェアで、様々なソフトウェアのバックエンドとしても利用されています。SoXのように音声に対してエフェクトをかけたりする処理は基本的にありませんが、扱える形式の幅広さがウリです。これもコマンドラインインターフェイスを持ち、MacPortsなど各種パッケージ管理ソフトからインストールできます。

ところでffmpegにも実はスペクトログラムを表示する機能があります。ffmpegをインストールすると同時にインストールされるffplayというコマンドにビジュアライズの機能があり、波形やスペクトログラムを表示することができるのです。オーディオファイルを再生するときshowmodeオプションに2を指定するとスペクトログラム表示になります。

このスペクトログラム表示なんですが、軸や目盛りを表示することはできず、再生と同時にその時点のスペクトログラムが左から描かれていき、画面の右端まで到達するとまた左端から描画する……といった挙動をします。フルスクリーン表示もでき、また縦の周波数軸はリニアスケールです。あと、オーディオが2チャンネルあっても表示は1系統(ここら辺どうなってるのか不明)。ffplayのおまけ的な機能であることからもわかるように、どちらかと言うと分析というよりは見て楽しむためのもの。ですが音楽を聴きながらスペクトログラムを同時に表示するというのはかなり面白い体験で、好きな曲をこれで再生してみると楽しいです。

やや脇道にそれましたが、次回は実例を交えながらもう少し実用的なケースの話をするつもりです。

2012年5月29日火曜日

音を「見る」 #2

Macで使えるフリーウェアの範囲でスペクトログラムを見るにはどうすればいいのでしょうか?いくつかあるのですが、おすすめはSoXというソフトウェアを使った方法。MacPortsからインストールすることも可能です。

前回紹介したスペクトログラムはSoXによって出力したものです。軸を描いて周波数や時間、強度をわかりやすく表示するモードでも利用可能。Swiss Army Knifeと銘打たれているように非常に多機能で、各種オーディオコーデックやファイル形式に対応し、スペクトログラム表示だけでなくオーディオファイルに対するレベル調整、LPF/HPF/EQなどのフィルター、Compressor/Limiter/Expander/Noise Gate、Fade In/Out、無音の除去、複数のオーディオファイルのmix、サンプルレート変換など様々な処理が可能です。man sox(またはオンライン版日本語版もあるようです)で全体像を把握し、sox --help-effectで各種エフェクトの使い方を覚えましょう。

コマンドラインから操作するソフトでDAWで作業するのに慣れた人はやりにくいと思いますし、またエフェクトの品質も検証していないので品質の要求が厳しい音楽作成用途などでは素直にDAWでよく知ってるプラグインを使って作業するのがいいのだと思います。しかし例えばトーク中心のPodcast配信用データを作るなど品質に対する要求がそこまで高くなく、定型的な処理を繰り返し行う必要があるなどの場合に、シェルスクリプトとして定まった処理を記録しておけば非常に効率がいいのではないでしょうか。

次回、もう少しソフトウェアの紹介が続きます。

2012年5月28日月曜日

音を「見る」 #1

wavやmp3、aacなどのオーディオファイルは普通再生して聞くものですが、それを視覚的に表示し分析する手段としてスペクトログラム表示があります。横軸に時間、縦軸に周波数(対数スケールのことが多い)をマップし、マップされた点の色合いや明度によってボリュームが表現されます。

実際に見てみた方がわかりやすいということで画像を。これはとある曲(ヒント:ドラクエ。)の冒頭の20秒だけスペクトログラムにしたものです。世の中にはスペクトログラムを表示すると人の顔が表れる音楽というのもあるそうです。

WindowsにはWaveSpectraという非常に有名なフリーのソフトウェアがあり、スペクトラムアナライザー他非常に多機能なことで知られています。Macユーザーとしては羨ましい限り。しかしあまり知られてはいませんがMacでも最近はフリーでスペクトログラム表示を実現することができます。ただし、少しコマンドラインの知識は必要ですが。その方法は……次回紹介することにします。あ、各コマンドの使い方はいちいち説明しないので、適宜manやhelpを参照してくださいね。

2012年5月27日日曜日

プレミア

信長の野望 天翔記の音楽といえば、ゲームとしてはプレイしたことがない私でもあの菅野よう子のゲーム音楽作曲家時代の作品ということは知っていたので、それをたった1500円で買い取られてしまうとは……!と思ってしまいました。

今ではメジャーな作曲家の旧作で、絶版になっているものというのはプレミアがつきやすいので要注意です。サガフロンティア2の音楽のピアノ編曲版+αな「Piano Pieces SF2」は最近再発されたので中古市場での価格は落ち着いていますが、再発前は2万くらいの値段がついてました(Amazonのページで中古品の価格一覧を見るとそれくらいの値段がついてるのもありますが、当時の名残かも)。まだアンリミテッドサガのサントラも現在再販されていますが、それでもかなりの高値で取引されているのがわかりますね(ゲーム自体はワゴン行きで500円とかだったのに)。他まんだらけに行ったときヴァルキリープロファイルのサントラが4500円、クロノクロスのサントラが6000円で売られているのも目にしたことがあり(これらも一旦絶版になったが、復刻版が出たり再販されたりした。いずれも絶版中だったときの価格です)ゲームのサントラで人気が高い作品というのはこれほどプレミアがつくのかと驚いた記憶があります。

再販されているものばかり例に挙げましたが、そうでないものの例としては、双界儀のサントラがあります。ゲームやったことないけどサントラは持ってます。それくらい音楽としての評判が高い。ここに挙げたもので共通するのは、もちろん今も活躍されている作曲家の作品だから当然とも言えるのですが、どれも音楽としてのクオリティが高く、評判がいいということです。よい作品は、安易に手放したりしないで持っておいた方がいいと私は思います。

それからサントラではないのですが、ゼノギアスサガフロンティア2のPerfect Worksと銘打たれて出版されたほぼ全ページフルカラー大判の設定資料集もとんでもない値段がついていますね。ちなみにこれらは絶版です。ゼノギアスが出たのは1998年、サガフロ2は1999年。思えばあの頃はFFが国内で300万本以上売れていた時代です。旧スクウェアはこうしたお金のかかりそうな企画が通っていたんだなと、今思うと感慨深いものがあります。

コスモスカイオーケストラ第4回定期演奏会

けい坊さん、PONさん、まんさくさんと一緒に鑑賞してきました。→公式サイト

マリオカートのレインボーロード、FF13とヱヴァ破からの曲がとても印象に残りました。かなり長時間でしたがそれを感じさせないエネルギーに満ちあふれたコンサートだったと思います。特にFF13は素晴らしかった。また浜渦正志さんや鷺巣詩郎さんの曲はものすごくキャラが立ってるなぁとも思いました。原曲重視な編曲のせいもあるのだと思いますが……。

ほぼ全編をメドレーで多数の曲を演奏し、Drums、E.Bass、Guitarが入る曲が多く、純粋な管弦楽曲は少なめ。過去にリトルジャックオーケストラの演奏会にも行ったことがありますが、あちらは曲数を絞るかわりに曲の全体を演奏し、またドラクエシリーズのうちの1作品まるごとがプログラムに入っておりクラシカルなスタイルの曲が多めだったので、対照的な感じがしました。また数年前にもコスモスカイオーケストラの演奏会には足を運んだことがあるのですが、そのときから今述べたような印象は変わってないかも。

2階席で聞いていたせいもあるかもしれませんが、弦セクションの音が全体的に埋もれ気味で主旋律が目立つべきところが埋もれていたり、全体を通じてコントラバスの低音が若干物足りなく感じたりしました。ただ、FF13のときは少しバランスがよくなってたような気が。アンコールではDrums大暴れでしたけどw

でもやっぱり、コンサートはいいものですなぁ。

2012年5月25日金曜日

ブログ引っ越しました&五月祭

1年くらいはてなダイアリーの更新を止めてました。お久しぶりです。Bloggerに引っ越して改めてブログを再開しようかと思います。目標としてはとりあえず毎日、毎日がダメでも1週間は空けないうちに何かしら書くということで…

私のはてなダイアリーの過去の記事のうち、一部の記事はこちらにインポートしてあります。今読むと恥ずかしかったり、告知だけで内容が完全に今では意味をなさないものなどは除外しました。プログラミング関連の記事もはてなダイアリーにはたくさんありましたが、Bloggerでのソースコード色付けのやり方がまだわかってないので載せてません。

また1つ前に今年2月の記事がありますが、これは一度はてなブログを開設して投稿したものをインポートしたものです。はてなブログはこれだけ投稿して利用するのをやめてしまいました。

話は変わりますが、5月19日の五月祭で行われたゲー研の企画を見ました。FF12RTA、ダスティア狩り終了後HP低いときにウルフに殴られて死ぬというのは「あるある…」な事故だと思いますが、まさか本番でやってしまうとは。でも事故った時間が「ここから再スタートしてだいたい自己ベストに近いタイムを出せば、企画時間内に終了する」という絶妙なタイミングだったのがドラマチックでした。会場には途中までしかいられず、ジャッジ・ベルガを倒したあたりで抜けてしまいましたが、後から企画時間内に完走できたという結果を知り、相変わらずすごいなぁと思いました。FF12RTAをここまで詰めてるのは現在えぐちくんしかいないので、やはり途中まででも見れてよかったです。

DQ5の方は種を増殖して力押しというのが基本。幼年時代からブーメランで100くらいダメージ出してて笑いました。いつぞやのバグ技・オープントレイありRTAを彷彿とさせるプレイ。アイテム増殖ほんとひどいバグだ。

あと、クロウおにいちゃんがFF12の実況的ポジションで参加していましたが、ロウきゅーぶ!の絵柄のタンブラー(?っぽいもの。遠目なのではっきりとはわかりませんでしたが)を机の上に置いていたのを私は見逃しませんでした。

2012年2月13日月曜日

オリジナル曲「昔の記憶」upしました。



かなり昔に作った旋律をなんとか膨らませられないかなーとあれこれ試行錯誤しながら作りました。いちおう標題はあるのですが、それは詳しくは明らかにしないので自由に連想してみてください。それを意識した構成になっています。後半は機械の故障とかじゃないです……。

iPad用にリリースされたシンセ、KORG iMS-20およびPropellahead ReBirth RB-338をメインに据えて音を作っています。ベースとドラムをRB-338で作り、メロをiMS-20で。それにLogicでパッド系の音を足したりなどしてます。この曲の後半の変なノイズはほとんどiMS-20によるもの。最後の最後だけ録音した音。振り返ってみると結構ややこしいことしてますね。

C92初日参加します

8/11東京ビッグサイトで行われるコミックマーケット92初日にサークル参加します。 わたしは昨年新設されたばかりの東7ホール、スペースナンバー「ね-36a」にいます。「ねぇ、見ろ、あっ!」と覚えましょう。 実は、某ファビュラスな姉妹と同じホールです……だからどうしたというわけ...