困った時にサーバーを迅速に再構築できるようにするための備忘録。OSはUbuntu Desktop(バージョンは、これを書いた時点で14.10)はとします。
ストレージをたくさん積んでいるマシンなため、録画サーバー以外にもTime Machineのバックアップ先などの用途を持たせています。それも含めて記しておきます。
ストレージの構成
容量単価が現時点で一番安かった3TBのHDD複数台をストレージとしてサーバーマシンに搭載。ファイルシステムはBtrfsです。Btrfsは正式版のリリースはまだとはいえ、SUSE Linuxなどで標準採用されているなどの実績を信頼して採用します。メリットとしてはファイルシステムにRAID+LVM相当の機能が組み込まれていること、スナップショット、そして透過圧縮のサポートです。今回は3TBのHDD4台をRAID10にしました。(RAID5/6はまだテスト以外には使うなと書いてあります)
やることとしては
- aptでbtrfs-toolsをインストール
- mkfs.btrfsコマンドでストレージのフォーマット
- マウントポイントを決める(/media/btrfsdなど)
- 必要に応じてサブボリュームを作成
- /etc/fstabを編集し、起動時にマウントするように設定。
- 必要に応じて/etc/hdparm.confを編集。spindown_timeなどを適宜設定。
- LinuxにおけるBtrfsのストレージプール、サブボリュームとスナップショットの管理方法 (パート 1)
- LinuxにおけるBtrfsのストレージプール、サブボリュームとスナップショットの管理方法 (パート 2)
- Btrfs - ArchWiki
リモートログイン
キーボードやマウスをサーバーごとに用意するのは鬱陶しいですからね。- SSH
- apt-get install ssh
- /etc/ssh/sshd_configを編集。PermitRootLoginをnoに、PasswordAuthenticationをyesに。
- パスワードなしでログインできるように設定(ssh にてパスワードを使用しないでログインする方法とか参考に)
- ssh_configのPasswordAuthenticationをnoに。
- VNC
- だいたいsshがあれば用足りるが、GUIを使うアプリも使いたいことがあるのでVNCもセットアップする。サーバーは基本ログインしっぱなしで使うし、複雑な設定はいらないので、Ubuntu Desktopに最初からインストールされているvino-serverでOK。(「デスクトップの共有」機能から設定)
- ただし、デフォルトのままだとMacの画面共有からエラーが出てログインできない。 Can no longer use Screen Share to connect Mac to Ubuntu since upgrading to 14.04を参考に……
- apt-get install dconf-editor
- dconfエディターを開き、org - gnome-desktop - remote access - require encryptionのチェックを外す。これで正常に動作した。
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