2015年4月5日日曜日

自宅録画サーバー再構築マニュアル(ソフトウェア編)

2015年のアニメも4月新番がぼちぼちと放映開始しだしました。
困った時にサーバーを迅速に再構築できるようにするための備忘録。OSはUbuntu Desktop(バージョンは、これを書いた時点で14.10)はとします。

ストレージをたくさん積んでいるマシンなため、録画サーバー以外にもTime Machineのバックアップ先などの用途を持たせています。それも含めて記しておきます。

ストレージの構成

容量単価が現時点で一番安かった3TBのHDD複数台をストレージとしてサーバーマシンに搭載。ファイルシステムはBtrfsです。
Btrfsは正式版のリリースはまだとはいえ、SUSE Linuxなどで標準採用されているなどの実績を信頼して採用します。メリットとしてはファイルシステムにRAID+LVM相当の機能が組み込まれていること、スナップショット、そして透過圧縮のサポートです。今回は3TBのHDD4台をRAID10にしました。(RAID5/6はまだテスト以外には使うなと書いてあります)

やることとしては
  • aptでbtrfs-toolsをインストール
  • mkfs.btrfsコマンドでストレージのフォーマット
  • マウントポイントを決める(/media/btrfsdなど)
  • 必要に応じてサブボリュームを作成
  • /etc/fstabを編集し、起動時にマウントするように設定。
  • 必要に応じて/etc/hdparm.confを編集。spindown_timeなどを適宜設定。

などが参考になります。

リモートログイン

キーボードやマウスをサーバーごとに用意するのは鬱陶しいですからね。

SSH
apt-get install ssh
/etc/ssh/sshd_configを編集。PermitRootLoginをnoに、PasswordAuthenticationをyesに。
パスワードなしでログインできるように設定(ssh にてパスワードを使用しないでログインする方法とか参考に)
ssh_configのPasswordAuthenticationをnoに。
VNC
だいたいsshがあれば用足りるが、GUIを使うアプリも使いたいことがあるのでVNCもセットアップする。サーバーは基本ログインしっぱなしで使うし、複雑な設定はいらないので、Ubuntu Desktopに最初からインストールされているvino-serverでOK。(「デスクトップの共有」機能から設定)
ただし、デフォルトのままだとMacの画面共有からエラーが出てログインできない。 Can no longer use Screen Share to connect Mac to Ubuntu since upgrading to 14.04を参考に……
apt-get install dconf-editor
dconfエディターを開き、org - gnome-desktop - remote access - require encryptionのチェックを外す。これで正常に動作した。

ファイルサーバー

Time Machineのバックアップ先として利用するため、AFPでファイル共有できるようにする。といってもやることはnetatalkをインストールし、設定するだけです。以下を参考に。avahi-daemonなどのおかげでBonjour対応するので、Mac側はほとんど設定いらない。


録画サーバー

Chinachuを採用します。事前準備としてpt3ドライバ、recpt1、arib25、pcsc-toolsをインストール。あとはChinachuのInstallationを見よ。再設定の場合はrules.jsonやconfig.jsonなどをあらかじめバックアップしておくと良い。

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