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Making of Recovery TA [8] -- 問題のブラッシュアップ

FF12リカバリーTAの際は、前回述べたテストプレイを行ない、見つかった課題をふまえてさらに問題のブラッシュアップを行ないました。

大きく変更があったのは第2問と第4問。

第2問は、当初、あかさらまに強い雑魚のいるエリアをうまく逃げ回りながら最強の矛と盾を入手させる問題でしたが、冗長すぎたため最強の矛を入手させる問題に変更。その代わりに、最強の矛ライセンスのためのLPをある程度稼がないといけない問題にしました。ナブレウス湿原からスタートし、ナブディスの最強の矛をまずとりにいけばいいんだなと思わせるようにミスリーディングしておきつつ、実は一旦引き返してLP稼いでから矛を取りにいく方が移動距離が少なくて済む…という問題構成になったのは、実はテストプレイのあとです。

所持ギルは0、所持アイテムはダイヤの腕輪(と手放せないもの)のみ…というのは、何も考えずにナブディスにつっこめばダイヤの腕輪の効果で矛のトレジャーがダークマターに変わる…という罠を張るため。引き返してダイヤの腕輪を売り金のアミュレットを買うのが正解です。

また雑魚を勝手に攻撃してしまう迷惑なレダスを入れるアイデアを思いついたのも、実はテストプレイのあと…。このようにブラッシュアップのはずの段階で盛り込んだアイデアが異様に多かったのが第2問でした。

一方第4問は、ラストエリクサーを入手せよという問題でした。クリア条件は変わらないものの、あからさまに楽勝だったモブ:ベリト討伐ルートを残すとまずいのでつぶすことに。また召喚獣と戦うルートを意識してもらうためにアルテマの手前からスタートしたり、アルテマを倒す為の装備などを持っていたり、エクスデスのところへ行く道をあらかじめ開通させておいたり…というふうにバランス調整を加えていきました。しかし、その結果ダイヤの腕輪装備ライセンスを近づけすぎてしまい、セロビ台地でトレジャーを漁るルートまで容易くしてしまったのはまずかったです。さらにこの問題はダイヤなしでも高確率のトレジャーがセロビにあるのをすっかり見落としていた…という問題の意図からして致命的なミスも。これは正直チェック不足だったと思います。

その他の問題については、大きくいじることはせずに所持アイテム、ギル、LPの微調整で済みました。とはいえ第5問でガブラス戦用のリフレガの魔片をとっておいたり、そうした細かいけど重要な調整もブラッシュアップでやりましたし、所持アイテム、ギル、LPの調整はバランスを大きく左右する重要な要素なのでもっと時間をかけても良かったかもしれません。

総括して思うのは、ブラッシュアップに時間をかけるということはかなり問題の出来を左右するから大事なんだなということです。しかしながら、問題をどのようなやり方で、どういう観点で問題を見ながら(つまり問題に対する批評的な観点)レビューするのかという具体的な方法論がまったくありませんでした。結果的に、問題作成班のメンバーみんなで問題データ上の課題を見つけたり、あるいは改善方法を指摘したりといった意見交換が十分に行なえなかったように思います。そして問題データの弱点が見過ごされたままになった、そう私は捉えています。

今度リカバリーTAをやるときは、問題データレビューの方法論を確立するところにも踏み込んでいければいいなぁ、と思っています。

さて次回は大会直前の準備について。主にリーフレット作成の話を中心に書きたいと思います。


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